リノベーション会社のスタッフが自分の住まいを購入して自分でリノベーション! 【商材選びのコト~実際の工事編その3】

リノベーション会社のスタッフが自分の住まいを購入して自分でリノベーション! 【商材選びのコト~実際の工事編その3】

こんにちは!バレッグスの山田と申します。
私は普段cue studio(キュースタジオ)でリノベーションの施工監督を担当しておりますが、昨年マンションを購入し、自ら施工監督を行いリノベーションを実施しました。実際に住んでいるリノベーション経験者でもあります。
そんな私だからこそ、これからリノベーションを考えている方に伝えたい3つのポイントをお伝えします。

【1.物件選びで感じたコト】
【2.商材選びのコト~実際の工事のコト】
【3.住んでみて気づいたコト】

今回は、【2.商材選びのコト~実際の工事のコト その3】についてお伝えします!

今回も実際の工事についてお届けします。

大工工事が完了しますと内装の仕上げ工事に入っていきます。
私の物件は以下のような仕上げ方で施工しました。

天井     →塗装仕上げ
壁      →クロス仕上げ
水回りの壁 →タイル仕上げ
床      →フローリング仕上げ

本日は「壁と天井の仕上げ方」についてお届けします!

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壁と天井【3通りの仕上げ方】

内装(壁や天井)の仕上げ方について興味をお持ちの方は「どんな種類があって、どのくらいのコストがかかるんだろう?」そんな疑問をお持ちかと思います。

内装の仕上げ方は大きく分けての3つに分けられます。

1)クロス仕上げ
2)塗装仕上げ
3)素材(タイルや漆喰、左官)仕上げ

これだけでは、あまりイメージが湧きませんね。。
早速、それぞれについて説明していきます!

1)クロス仕上げのコト

クロス(壁紙)は一番スタンダードな仕上げ方で、賃貸物件から新築分譲の物件まで幅広く使用されております。
施工コストも他の2つと比べて一番安く施工ができます。
ただ、そのクロスの中でも種類がありまして、『量産品クロス』『1000番台クロス』に分けることができます。

・量産品クロス(㎡1000円~1100円程度)
→白やアイボリー色を基調とした、厚手のクロス。
厚みがあるために下地を拾いにくくリフォーム等の張替えに大変適しています。

・1000番台クロス
→多種多様な柄や色があり、アクセントクロスとして使用することが多い材料です。
欠点として、材料が薄い為に下地を拾いやすくなっています。
その為、入念な下地処理が必要となり手間も要するため、量産品に比べると施工費が1㎡あたり500円前後は高くなります。

このような特徴を踏まえて、
量産品クロス → メインとして使用するクロス
1000番台クロス → 一部アクセントとして使用するクロス

そんな捉え方で良いかと思います。

2)塗装仕上げのコト

塗装の良さは、マットな仕上がりがきれいで、コンクリートスラブに塗るコトもできるので素材感を楽しむことができ、粗っぽさを感じることができます。

私の物件では天井のコンクリートスラブに対して塗装仕上げとしました。
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コンクリートスラブに対して直接塗装をしておりますので粗っぽいさが残った感じが
確認できるかと思います。また、今回は、ローラーや刷毛での塗装ではなく、
吹付ガンを使用して塗装しましたため、刷毛目が出ず、よりマットで粗さの残る仕上げとしてみました!

デメリットとしては塗装はクロスよりもコストが少し上がることです。
クロスよりも下地処理が難しくなるためです。

下地処理とは、壁の材料となる「石膏ボード」継ぎ目やビスを打ち付けたくぼみの部分に対して「パテ」という材料を使用する作業のことを指します。実はこの下地処理はクロス工事の場合も行うのですが、クロス工事以上に塗装工事は手間を要する作業になります。

「塗る作業」も大事なのですが「塗るまでの下準備(下地の調整)」が仕上がりの良さを左右する繊細な作業で、職人の腕の見せ所となっています。

▼こちらがパテをした状態です。壁面に凹凸が出ないよう下地処理を施しています。
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3)素材仕上げのコト(タイル)

素材仕上げというのは、タイル、石材、レンガを利用した仕上げのことです。
中でも私が個人的に一番好きな仕上げ方である、タイル仕上げをご紹介します。

タイルの使い方としましては、素材の特性上、耐水性の優れる商品ですので水回りに使用することが多い材料です。

そんなタイルが好きな理由ですがデザイン性の良さと、上質な感じがすごくおしゃれで好みなんです。(笑)
なので、私の物件でもキッチンの壁、洗面台の壁に貼付させて頂きました。

▼洗面台のタイル施工中です。
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▼洗面台のタイル完了後です。
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▼キッチンのタイル施工中です。
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▼キッチンタイルの完了後です。
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余談ですが..
細かいテクニックで、写真をよ~くご確認頂くとわかるのですが上下でタイルを切らずに施工しています。
タイルは全て規格サイズですのでタイルのサイズ、目地の厚みを考慮して、洗面台とキッチン天板の高さを調整しました。その為、「半端なタイル」が出ずに「1枚のタイル」を貼付したように見えるように施工しています。
こうした細かな工夫が最終的な仕上がりに大きく影響します。
タイル以外にも素材仕上げをした例をご紹介します!

その他、私が過去に施工した物件でレンガ(上海レンガ)をリビングの壁に使用した案件
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リビングの壁面に石材タイルを使用した案件
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こうしたタイルは厚みがあるタイルになりますのでやはり重厚感が違います!
この厚みって結構大事でタイルにしか出せない表現なんです。

おしゃれで、重厚で、上質でそんな「タイルならでは」の特性が好きなんですよね(笑)

素材仕上げのコト(塗り壁)

塗り壁の仕上げに関しては多数の仕上げ方があるのですがその中でも弊社での施工事例多い「モールテックス」というコンクリート仕上げに関してご紹介しようと思います!
モールテックスとは、ベルギーのBEAL社が開発した薄塗りの「セメント材料」です。
優れた表面強度が特徴で、仕上がりは1~2ミリ程の大変薄いモルタルなのですが通常セメントの5倍程度の表面強度があるため、通常では必ずと言っていいほど生じるクラック(ひび割れ)が大変出づらいセメント商材です。

また、「モールテックス」を施工した後耐、油性、耐水性のあるトップコートを施すため水回りにも最適です。

▼キッチンでの施工事例①※天板にモールテックスを施工しています。
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▼キッチンでの施工事例②※キッチンの背面カベにモールテックスを施工しています。
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▼洗面台への施工事例※洗面カウンターにモールテックスを施工しています。
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とても格好良く仕上がりますよね!
通常のセメント仕上げよりも施工費が高いんですが、、
もしご検討の方いらっしゃいましたらお気軽にご相談ください!

次回はフローリングについてご説明します!

では!

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