こんにちは!広報担当の奥本です。
秋も深まってきましたが、みなさん紅葉は見られましたか?
毎年美しく山を彩っている紅葉ですが、実は紅葉にも血液型があることをご存知でしたか??
葉が赤いものはO型で、葉が黄色いものはAB型だそうです!
私も知らなかったので驚きですが、これから紅葉を見るときは注目してみてくださいね!
さて今回はマンションリノベーションについてお話します。
昨今、新築マンションではなく中古マンションを購入し、自分流の住まいにリノベーションされる方が増えています!
住まい方は十人十色!新築であっても100%思い通りの住まいになるとは限りませんよね。
さらに、中古マンションを購入してリノベーションする方が、新築マンションを購入するよりもお得な場合も多くあります!
今回はそんな魅力たっぷりのマンションリノベーションについてお伝えしていきます!
リノベーション費用
■目に見えない部分のリノベーションで費用は変わります
リノベーション費用はなかなか想像しづらいですが、目に見えにくい部分でのやり変えをどれだけ行うかで費用は変わってきます。
具体的には、床の解体造作、周りの壁の解体造作、給排水の撤去新設などです。
また、仕上げの材料によって下地や工法も変わってくることや、自動火災報知機関連やエアコンなど、設備機器に関しても工事を要することが多くありますが、目に見えるところだけをリノベーションするよりも、見えないところまで一度にリノベーションすることで、再度修正を加えることなく、住みやすい豊かな暮らしを実現させることができるのです。
そしてあまり知られていないこととして、「床や壁の解体をしてみないとわからない」ことがリノベーションのベースとしてあります。さらに、解体してみないとわからない見えない部分こそ、暮らしの質に直結してくるのです。
つまり、見た目だけではないところまで手を加えると自ずと費用は上がってしまいますが、結果的にお客様に一番満足していただける暮らしを提供することができます。
■自分の住まいに自分で手を加えることでコストダウン+愛着を
また、使用する素材によっても費用は大きく変わってきます。
例えば、無垢材フローリングを使用することや、メーカー既製品ではなく、造作洗面台・造作キッチン等を使用、クロス(壁紙)ではなく、タイルやモルタルを使用するなどです。
ですが、お客様ご自身で作業を行われることで費用を抑えることもできます!
例えばフローリングのやすりがけをお客様ご自身で行われることにより、施工費用の削減はもちろんですが、自分の住まいを自分の手で作っているという感覚が味わえ、住まいへの愛着も増します。
実際の施工費用に関しては、お見積り依頼をしていただくことが一番正確ですが、後ほど施工事例もご紹介しながらお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
施工期間
続いて施工期間についてです。
理想の住まい像が確定しましたら、いよいよ工事に入ります!
新しい住まいが楽しみでワクワクしますよね!
どれくらいの規模の工事を実施すると、どれくらいの期間が必要なのか少しでも参考にしていただけましたら嬉しいです。
■フルスケルトンの場合
フルスケルトンとは、建物の構造躯体だけを残してフルでリノベーションを行うことを指します。フルスケルトンの場合、解体する箇所も多いため大掛かりな工事になります。
平米数や規模にもよりますが、2か月~3か月ほどかかります。
■一部分だけの場合
対して一部分だけリノベーションを実施する場合は、1か月以内に終えられる工事もあります。例えば、トイレ交換は1日でできる場合や、UB交換は3日ほどできる場合もあります。さらにキッチン交換、クロス交換、フローリング張替えなどは一週間程度です。(※工事規模によります。)
しかし、既存との兼ね合いで、意外とフルスケルトンより難しいことがほとんどです。
「一部分だけならすぐ終わるのでは??」と思われることも多いですが、このようにフルスケルトンよりも難しい場合、フルスケルトンの場合と同じく2か月~3か月ほどかかります。
いずれにしてもこれは工事期間だけですので、お打ち合わせや設計期間を含めると半年ほどはかかります。まずはお気軽にお問い合わせから始めてみてくださいね!
マンションリノベーションにおける注意点
まず注意する点は、設備の排気や排水がどうなっているかということです。
一般的には既存の水回りあたりに同じ水回り設備を配置することは可能なことが多いですが、梁を超えての移動や、数メーター以上の移動は床の高さ(つまり天井高さ)に影響が出ますので気を付ける必要があります。まずは天井懐があるのか、床懐があるのかをたたいて確認してみるのも良いです。
また、同様に換気ダクトも梁があるため何度も曲げたりすると吸い込みが悪くなることもありますので、要注意事項となります。
天井コンクリート現しは上階の配管が落ちて来ている場合はできないこと、最上階や端の部屋は吹付断熱されていることが多いためコンクリート現しが行いにくいことがあります。
床暖房に関しても既存でついている場合は、ビスが使えない、床暖対応の床材を使用する、増張りする場合は床暖効果が薄れるなど床材に制約がでてきますから、売買契約時に各設備の動作確認、水圧確認を行うことをお勧めします!
またリノベーションは解体してみないと分からないことが基本としてあるため、壊せない躯体の壁が出て来てしまう場合もよくあります。それにより、当初の計画から変わってしまう事がスタンダードにあるため、その点においても注意が必要です。
さらには、マンションの管理規約によって、できることとできないことがあります。
例えば、給湯器で追い炊き給湯器禁止や、遮音等級などです。
多くの場合、下の階に足音などの生活音が響かないようにするため、遮音等級という遮音に関する基準が定められています。遮音等級の基準次第で使用できるフローリングが変わってきますので、マンションの管理規約についても確認が必要です。
マンションリノベーション施工事例紹介
ここからはキュースタジオが施工したマンションリノベーションの事例を4つご紹介していきます!
① 水回りの位置変更なし!【33.1㎡ 500万円台】
物件名:MマンションY様邸
所在地:東京都世田谷区
構造:RC造
築年月:1993年07月
専有面積:33.1㎡
家族構成:一人暮らし
施工費用:500万円以上
こちらの事例はサニタリーやお風呂場、キッチン、お手洗いなど水回りの位置を変更せずにリノベーションしています。
水回りの位置を変更しない最大のメリットは、予算が抑えられることです。
床下を通っていることが多い配管ですが、その配管を元あった場所から動かすとなると、床を解体し、トイレやキッチンを設置した後、床を造作する工事が発生するため、その分工事費用が上乗せとなります。
また水回りの位置を変更しない=配管の位置を変える必要がない、ということなので排水管の勾配確保のため床を高くする必要がありません。ですから、天井高を今のままで保てるというメリットもあります。
水回りの位置についてはこちらのマガジンで詳しくお話していますので、気になった方はぜひこちらをお読みください!
■□■「リノベーション会社のスタッフが自分の住まいを購入して自分でリノベーション!【商材選び~実際の工事編その1】」はこちら■□■
水回りの位置を変更せず費用を抑える代わりに、他のところでこだわることもできます!
例えばこの事例のように、クロスではなく、タイルを施すことで、より自分好みの住まいにできます。
② 間取りを大きく変更!【33.50㎡/バルコニー16㎡ 500万円】
物件名:JマンションH様邸
所在地:東京都世田谷区東玉川
構造:RC造
築年月:1968年6月
専有面積:31.50㎡/バルコニー16㎡
家族構成:ひとり暮らし
施工費用:500万円
こちらの事例は、水回りの位置を含めて大きく間取りを変更しました。
もともと2DKだった間取りを広々とした1ルームへとリノベーション。1ルームの魅力は一つの空間で食事も趣味も仕事も行えることです。
この事例の特徴はキッチンにタイルを施していること、天井を現しにしていること、玄関を広くしていることです。
間取りを大きく変更しても、500万円でこれだけこだわることができます!
③ 一部分だけリノベーション!【47.39㎡ 290万円】
物件名:MマンションS様邸
所在地:東京都大田区
構造:RC造マンション地上5階地下1階建
築年月:1986年7月
専有面積:47.39㎡
家族構成:四人暮らし(夫婦+子供2人)
施工費用:290万円
こちらの事例は主にLDKをリノベーションしており、居室は既存のままを活かしています。
2人の小さなお子様とご夫婦の4人家族のお客様で、趣味のプラモデルと本、さらにお子様のおもちゃの収納スペースを増やすことが課題でした。
ご予算の中でご希望を実現させるために、塗装ではなくクロスを用い、床もフローリングではなくフロアタイルを使用しています。またお客様が通られるところは建具の変更をしています。
このように、フルスケルトンでなくてもご予算とご希望に沿ったバランスの取れたリノベーションを行うことができます!
④ 間取りの変更なし!【73.21㎡ 198万円】
物件名:SマンションA様邸
所在地:東京都杉並区高円寺北
構造:RC造マンション7階建
築年月:1995年
専有面積:73.21㎡
家族構成:一人暮らし
施工費用:198万円(DIY費含まず)
こちらの事例は間取りを変更せずに、使用素材を変えてリノベーションしています。
カーペットだった床は全て無垢フローリングに張替え、経年変化が楽しめる住まいとなりました。
そしてなんと言ってもこの事例のポイントは“DIY”です!
やすりがけやオイル塗装など、エイジング加工は住みながらお施主様ご自身で手掛け、予算を抑えています。DIYをして自分で自分の住まいを作ることは大変ですが、大変だからこそ楽しさがあり、住まいへの愛着も深まっていくのかもしれませんね。
まとめ
マンションリノベーションの魅力は、投資用物件として活用できるという資産価値もありながら、優れた立地で自分好みの住まい作りができることです。さらにマンションリノベーションは戸建てに比べて、構造の制約がないので表装にお金をかけることができます。構造と表装が分離しているからこそ、簡単に自分好みの家に仕上げることが可能です。
こだわりたいところはとことんこだわって、費用を抑えられるところは抑えていくというメリハリも大切だと思います。工夫できるところはないか考えることで満足できる住まいになるのではないでしょうか。
キュースタジオではヒアリングから時間をかけて行い、お客様にご満足していただけるリノベーションを手掛けます!ぜひお気軽にご相談くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!