こんにちは、施工担当の小柳です。
昨今、おしゃれなリノベーション物件が増えてきています。
ひとたび完成してしまえば、『へ~、綺麗な物件ですね!』で終わってしまいますが、その裏には大工さん、電気屋さん、水道屋さん、クロス屋さん、塗装屋さんなどなど、たくさんの職人さん達の経験と惜しみのない努力によって、なんとかかんとか完成している壮大なストーリーがあります。
『建築』と聞くと、『設計の匠』、『建築家』、など、プランニングや設計的な側面に対して焦点が当てられがちですが、最終的に工事を完成させているのは現場の施工チームです。
設計や事前のプランニングももちろん重要ですが、施工の手順や収まり、職人さんの采配などもまた最終的な工事の出来栄えを左右している重要なファクターとなっております。
リノベーションの会社によっては設計までは自社で担当し、施工は他社に全て依頼する会社もありますが、キュースタジオの工事におきましては、全ての工事に自社の監督を配置し、自社における設計・施工一貫体制により、最後まで責任を持って工事を進めさせて頂いております。
今回はそんなリノベーションの立役者、施工チームに焦点を当てて、お話をさせていただきたいと思います。
100社以上の工事協力パートナーと共に
弊社には128社(2017年12月1日現在)もの工事協力パートナー企業がおります。
1人の力だけでは、1つの工事を完成させることは不可能です。
建築工事においては皆様の思っているイメージ以上に工事の種類・職種が細分化さています。
例えば、玄関の床を仕上げる仕事において、タイル仕上げの場合はタイル職人、大理石などの石仕上げの場合は石工職人、コンクリートの土間で仕上げる場合は左官職人、といったように、同じ玄関の仕上げ工事一つとってもそれぞれ別のプロフェッショナルの手によって工事が進められていきます。
もちろん、なかには器用な職人さんも存在し、『タイルも石も左官も全部できるぜ!』という方もごく稀にいたりしますが、一般的にはこのように細かいレベルで仕事が分けられています。
職種を細かく分けられることで、工事の手配や現場における指示も非常に手間が掛かる一方で、一つ一つの工事のクオリティが高められ、より品質の高い仕上げを完成させることができます。
リノベーション工事においては、1軒の工事に対して10人以上、時には数十人規模にも及ぶたくさんの職人さんの協力を経ながら、工事の完成を目指します。
工事協力会 設立5周年の節目
弊社の施工チームには『工事協力会』という名の、会社から独立した組織があります。
工事協力会は今をさかのぼること約5年前の2013年1月に発足し、来春でちょうど5周年となります。
工事協力会とは、先ほども紹介した128社の弊社施工チームが一つの会を作り、工事現場における職場環境の向上を主目的とし、キュースタジオと協力業者の二人三脚で運営している組織です。
活動内容に関しては、施工チームの懇親を深める目的、職場(工事現場)における安全衛生レベルの向上、健康に仕事ができる環境整備、作業効率・品質アップのための仕組みづくりなどなど、多岐にわたります。
協力会の様々な活動
これまでの5年間、工事協力会においては実に様々な活動を実施してきました。
その中でも、最も大切な現場における『安全衛生教育』に関しては、業者さんに話を聞いてもらい、安全衛生に対して興味を持ってもらうことがとても大切な要素です。
安全衛生教育とは、工事現場における事故や災害を根絶させることを目的に、安全に健やかに仕事に従事するための教育のことを指します。
私自身も新入社員の頃から、現在に至るまで、様々な安全衛生教育の場に参加させてもらいました。
そのときの印象は、『話が難しい』『興味が持ちにくい』『毎回同じような話をしている』など、取り扱っている内容の性質上、堅苦しい内容になってしまう傾向にあり、結果として参加者があまり理解をしていなかったり、場合によっては講話中に居眠りをしてしまったりする人が続出してしまうシーンも何度も見てきました。
だからこそ、自分たちで作り上げることのできる協力会においては、興味を持てる内容、居眠りしないで楽しみながら勉強できる内容を目指してプログラムを構築しています。
これまでの実績におきましては、落語家をゲスト講師としてお呼びし、面白おかしく現場の安全に関して学ぶ会や、腰痛予防の為の体操やストレッチを取り入れた会、熱中症予防の為に本当に良い飲み物は何なのか?を検討する会など、とにかく一つ多く新たな知識を職人さんが覚えて帰ってくれるような新しい試みに積極的にチャレンジしています。
『オンとオフ』良い仕事はメリハリから生まれる
最後に、良い住まいを完成させる為の大切な要素の一つとして、『職人さん同士の中の良さ』が挙げられます。
職人さん同士の横の連携を強化することで、現場における報告、連絡、相談がよりタイムリーに実施され、お互いの工事に協力的な姿勢となります。
その結果、最短の工程で、最善の収まりで、最高に良い状態で工事を完遂させることができます。
横の連携を強化し、仲の良い組織を構築するには、安全衛生教育だけでなく、親睦を深める場、仲間で楽しむ機会が必要となってきます。
これまで、親睦を深める目的で『新年会』、『ゴルフコンペ』、『親睦旅行』、『フィッシング大会』などなど、様々なイベントを開催してきました。
職人さん達もこの時ばかりは仕事を忘れ純粋に楽しんでくださり、次の仕事の英気を養う機会となっています。
来春、工事協力会は6年目を迎えますが、さらに10周年、15周年と次のステップを見据えながら、今後も新しい取り組みに積極的にチャレンジしていきます。
協力業者様や工事協力会の会員も随時、募集しています。
より良い住まいサービスをお届けするためには、やはりより良い工事現場環境づくりから!
以上、小柳でした。
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