リノベーションのその後!アフターサービス・保証ってどんな内容?範囲と中身について解説します!

みなさんこんにちは、施工管理担当の浅野です。
本日私がお届けさせていただく内容は今までとは一味違い、「リノベーション工事が終わったその後」について、ずばりアフターサービス保証についてです!

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リノベーション完成と同時にお渡しする「お引渡し書類一式」

アフターサービス基準書

私たちリノベーション会社はお客様に「喜びや感動のある暮らしを提供していくこと」につきます。
そのためには、「もし、万が一のことがあったとき……」というお客様の不安をなくすことも私たちの重要な責務のひとつ。
キュースタジオではひとつひとつの物件に対して、「保証書の発行」や「アフターサービス」等を行っております。

そしてそれらを一式にまとめた書類をリノベーション工事が完成した際にお客様へお渡ししています。
この「お引渡し書類一式」(そのままですね)ですが、とても大事なものです。
中身がどういったものなのか、それが分かれば「アフターサービス保証」の内容もお伝えできる! ということで、お引渡し書類とは実際どのようなものなのか、一緒に見ていきましょう!

保証書/保証約款

「瑕疵担保責任」という言葉をご存知でしょうか?

瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)

634条
仕事の目的物に瑕疵があるときは、注文者は、請負人に対し、相当の期間を定めて、その瑕疵の修補を請求することができる。ただし、瑕疵が重要でない場合において、その修補に過分の費用を要するときは、この限りでない。2 注文者は、瑕疵の修補に代えて、又はその修補とともに、損害賠償の請求をすることができる。この場合においては、第533条の規定を準用する。

635条
仕事の目的物に瑕疵があり、そのために契約をした目的を達することができないときは、注文者は、契約の解除をすることができる。ただし、建物その他の土地の工作物については、この限りでない。

と、民法によって規定されている(この他634条から640条にかけて規定されています)瑕疵担保責任ですが、定義を聞いてもわかりづらいですよね。
ざっくりいうと、

「水道の配管や、電気設備配線などの普通に見てもわからないところで、もし欠陥があったときの責任は、それを監督した人(業者)の責任ですよ」

というものです。

もっと言い換えると、「プロとしてちゃんと仕事していますか? しているのならもしもの際はちゃんと責任まで取りましょうね?」という風にも捉えることができますね。

この瑕疵担保責任に基づいて、私たちの責任を明確に文面化したものが「保証約款」です。

今回は概要の説明にとどめますので、詳細が気になる方はお気軽にお問い合わせください!

アフターサービス基準書

アフター保証写真1
アフターサービス基準書

次にアフターサービスについて。
大掛かりなリノベーションともなると、様々な設備が入れ替わります。
家電でも保証書が付くように、キッチンやトイレなどの設備にももちろんメーカーの保証がつきます。
さらに、大工工事や内装工事については自社独自の基準を設けて保証し、アフターサービスを行わせていただいています!

これら保証される内容の詳細やひとつひとつの期限など、わかりやすく「アフターサービス基準書」としてまとめたものをお渡ししています!

竣工検査時の写真をまとめた工事アルバム

しかしながら、万が一のこと。。

なんて、もちろんないことが一番のベストですよね!
それを少しでも減らすために、私たち施工管理がしっかり品質管理しなければなりません。

その品質管理の最後の大仕事として、「竣工検査」があります。
これはリノベーションの担当者だけでなく、直属の上司なども交えて、総合的かつ客観的に品質管理を行う重要な検査です。
 

リノベーションのその後!「アフターサービス・保証」ってどんな内容? 範囲と中身について解説します!
竣工検査 工事アルバム

 
例えば、浴室の検査では、お風呂の水を一度全部貯め、その後栓を抜いて、しっかり水が流れるか? という確認を行います。
この際、同時にトイレの水も流し、生活の中で想定し得る最大の排水量でも問題ないか? というところまで徹底して検査します。

検査箇所の撮影をし、「この検査結果は~~でした」という説明を添えたアルバムとしてお渡しするのが、「工事アルバム」です。

竣工検査の主なチェック項目一覧!

じゃあ竣工検査ってどんなことをするの? という疑問が出てきますよね。

そこで、竣工検査の項目を一部ご紹介します。
大きく【給排水】【電気】【空調・換気】【ガス】【内装工事】【内装仕上げ】に分け、どんなことをするのか抜粋して一覧にしてみました!

給排水設備

  • ①給水・給湯設備のチェック
     

    トイレの給水が適切かどうか、水量が不足していないかを確認。
     水量を適宜止水栓にて調整。

  • ②洗濯機置き場・給排水チェック
     

    給水栓にホースを繋ぎ、給水状況の確認。
     給水を排水トラップに流し込み適切に排水されているかの確認。

  • ③排水設備のチェック
     

    トイレにトイレットペーパーを投入し、排水状況を確認する。
     シンク下トラップ部分にて漏水がないかの確認。

電気設備

  • ①住宅用火災報知機の設置状況及び動作確認
  • ②各所電灯の点灯確認
  • ③スイッチの種類の確認
  • ④各所コンセントの口数の確認、使用可能確認
  • ⑤各所テレビアンテナ受信状況確認
  • ⑥エアコンコンセント形状確認
  • ⑦スイッチ・コンセント・各リモコン・インターホンなどの設置確認(場所/水平)

エアコンなど空調・換気設備

  • ①浴室乾燥機の動作確認/ダクト状況確認(漏れがない、固定状況など)
  • ②トイレ換気扇動作確認/ダクト状況確認
  • ③キッチン換気扇動作確認/ダクト状況確認
  • ④エアコン設備試運転
  • ⑤エアコンドレーンなど貫通部分の処理確認

ガス設備

  • ①ガスコンロの点火試験
  • ②給湯性能確認
  • ③ガスコンセントの接続確認
  • ④ガス式床暖房の動作確認(回路わけ状況の確認)

内装工事の主な検査内容

  • ①建具の開閉チェック
  • ②建具の鍵の有無・方向チェック
  • ③クローゼット建具・内部の棚のチェック
  • ④アルミサッシの動作確認
  • ⑤玄関ドアの動作確認
  • ⑥シューズクローゼット/キッチン扉の開閉確認

内装仕上げ

  • ①クロスの仕上がり確認
     

    幅木とクロスの取り合いに隙間はないか、クロスに傷、汚れがないか等、全4項目。

  • ②床材(フローリング/フロアタイル/クッションフロア)の仕上がり確認
     

    床に不陸(ガタガタしてないか)、隙間はないか、床なりや床の傾きはないか等、全8項目。

 

 

 

このようにたくさんあるのですが、もちろん全ての検査に合格しなければお引渡しはできません!
しっかり基準に照らし合わせ、現場の施工管理者として責任をもって検査します。

工事完了検査チェックリスト

最後にお引渡しの場で、お客様とご一緒に最終チェックをする「完了検査」をします。
竣工検査と同様、設備関係は正常に動くか?などの確認はもちろん、仕上がりのイメージがお客様と相違ないか、上の写真のようにリストをチェックしながら細かく確認していきます。

万が一問題があった場合は、お引渡しの後になりますが「是正工事」として、最後までしっかりと工事をさせていただきます。
工事代金の残金のお支払いも、是正工事後、つまり最後までお客様の納得のいくまで工事を完了して初めてお支払いしていただきます。

アフターサービス・保証 まとめ

いかがでしたでしょうか?
いつもよりかしこまった内容でしたが、気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介させていただいた内容はあくまで概要ですので、
「正確な詳細が知りたい、ここはどういう意味なの? 説明が分かりにくい」
等、なんでも構いません、お気軽にお問い合わせくだされば、実際の書類と合わせて、ご説明させていただきますよ!

それでは、今回はここまで。
お読みいただきありがとうございました!


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