皆さんこんにちは!
設計の芦田です。
だんだん涼しくなってきましたね。
秋といえばもちろん食欲の秋!!!
ご飯がおいしい季節ですよね~。
ついつい食べ過ぎてしまいます。。。
10月はハロウィンもありますね!
街が飾り付けされていくので歩いているだけでなんだかワクワクします!
ちなみに、これは去年のハロウィンの様子です!
情報量が多すぎて脳が追いついてきませんが、とっても楽しそうですね!(笑)
さて本題です。
今回はリノベーションのしやすい家とは何かについてお話していきます。
せっかくリノベーションをするなら、「部屋をつなげて20帖以上の広々リビング!」や「タイルやモルタルを使ってインダストリアルに!」というように、雰囲気や間取りをガラッと変えたいところですが、
実際に現地調査をしてみたら、
やりたいことが出来なかった、
間取りがほとんど変えられなかった、
ということもあります。
せっかくの機会なのにいろいろ制限されてしまったら悲しいですよね。
そうならないためにも物件のことを良く知って、あなたらしいお部屋をつくっていきましょう!
リノベーションしやすい/しにくい見極めポイント
1.ラーメン構造で建てられているか
ラーメン構造というのは柱と梁で出来ている構造のことです。
内壁は壊せるので間取りが簡単に変更することが出来ます。
ほとんどのマンションはこの構造だと思います。
上部に大きな梁が通っていますね!
確かめ方としては内壁をコンコンとノックします。
そのときに乾いた音で中に空洞が感じられ、「壁厚が6.5cm程度」なら壊せる壁だと思われます。
「ラーメン構造」と対照的なのが「壁式構造」です。
これは壁自体が躯体となって構造の役目を果たしているため壁を壊すことが出来ません。
こちらの確かめ方は同じく壁をノックしてみて、ペチペチと中が詰まっている音がして、さらに「壁厚が15cm程度」と厚かった場合は壁式構造である可能性があります。
まれに一部分ブロックでつくられている内壁もあります。
ブロックは物件によって壊せる、壊せないがあるのでお気をつけください。
構造については竣工図面に載っています。
この図面は管理人さんにお願いすれば見せてくれることが多いです。
図面の見方としては、3重の斜線が躯体(RC)、2重または普通の斜線がブロックです。
2.PSの位置が希望の間取りの邪魔にならないか
PSとはパイプシャフトと呼ばれるものです。
これは上の階から下の階まで繋がっている配管スペースのことで、販売図面や竣工時の図面に記載されています。
特にトイレやトイレに近いPSは位置をずらすと、床の高さを上なければいけないケースが多く、思ったようなお部屋になりにくいです。
なので原則トイレのPSは動かせないと思ってください。
赤く塗ってある部分がPSを示しています。
PSのことも考えて部屋の配置を決めていきましょう。
間取り変更の注意点
上記のほかにも気をつけなければいけないことがあります。
例えば、お風呂やトイレ・キッチンなどの水廻りは、床の下に排水の配管が通っています。
そのため大きく動かしてしまうと、先ほどのトイレ同様、その距離分床の高さが上がってしまいます。
さらに水を流すための勾配をつけなければならないので、遠くなればなるほど高さも上がってきます。
あなたの家もトイレやサニタリーに段差がありませんか?
それはこのためなんです。
水廻りの床下はこんな風になっています。
床の高さがあがってしまうと天井が低く感じてしまったり、窓のサッシと干渉してしまうなどの問題点も出てきます。
排水のほかにも給水の管も床下を通っています。
たくさんありますね!
リノベーションは現時点であるものを使用するため、もちろん新築に比べればたくさんの制約があります。
そのためリノベーションをする際は、優先順位を決めることが大切になってきます。
最近の流行「天井現し・躯体見せ」リノベーションのポイント
最近では天井の現しが流行っています。
これは天井をあえて組まずに躯体を見せているデザインです。
よくお店や美容室でも見かけますよね!
このデザインにするお客様も実は多いんです。
この天井現しにする場合でもいくつかの注意点が必要です。
ですが、2000年代に建てられた比較的新しいマンションだと、現しにする部分がつるつるすぎて思っている以上に味が出ないこともしばしば。
40年前くらいの物件のほうが、味がでていい感じに仕上がります!
いわゆるヴィンテージマンションと呼ばれるもので、リノベーションすることで、築年数の古い物件でも自分らしく暮らせる&且つリーズナブルという点で注目されているわけですが、
このような「古い部分を、あえて取り入れる」という趣向は、まさにリノベーションの特徴そのものですね。
天井の状態が気になる方は、お風呂の点検口を開けると躯体が見れますのでぜひ見てみてください。
ほかにもたくさんありますが、簡単に判断できるポイントの1つです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
リノベーションは新築に比べて規制が多いのも事実です。
その規制を少しでも避けられるように、物件を買うときから本日お話したことを気にしていただければと思います!
現地調査、お見積もりは無料で行っていますのでお気軽にご相談ください!
以上芦田がお送りしました。
次回もお楽しみに!!!!
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