こんにちは!広報担当の奥本です。
11月なのに暖かい日が続いていましたが、やっと冬の予感がしてくる寒さとなりましたね。
こたつでみかんを食べながらぬくぬくしたい~そんな気持ちです!
ちなみにうちにこたつはありま…せんが……(泣)
そんな話はさておきまして!
寒くなってくるとおうちの床がヒヤッとすることありますよね。それを機に床材が気になってきたという方もいらっしゃるのではないでしょうか??
床材にはフロアタイルやクッションフロア、カーペット、畳などありますが、今回はフローリングについて取り上げます!
フローリングと一口に言っても大きく分けて二種類あり、それぞれご紹介していきますので、ぜひ最後までお読みくださいね!
フローリングの事例が載っている無料事例集のダウンロードはこちら>>
フローリングの種類
先ほどお話しした通り、フローリングには大きく分けて二種類あります!
「無垢フローリング」と「複合フローリング」です。
さらに複合フローリングは「挽き板フローリング」「突き板フローリング」「シートフローリング」という三つのグループの分けることができます。
それぞれご説明していきます!
フローリングの事例が載っている無料事例集のダウンロードはこちら>>
無垢フローリング
無垢(むく)フローリングとは特定の木材を指すわけではなく、天然100%の木材のフローリングのことを指します。
基本的に他の木材と貼り合わせることはなく、一つの木から切り出した一枚板をそのまま使用しているため、素材そのものの香りも楽しめます。
<メリット>
経年変化を楽しめることです。
お手入れ次第で味が出て、経年の変化を思い出として楽しむことができます。
傷がついてしまっても研磨することでほぼわからなくなりますし、傷も味と感じられます。
また100%天然の木材で、調湿効果も高いことから、断熱効果も期待でき、天然素材でないと味わえない質感や肌触りの素晴らしさがあります。
<デメリット>
季節や経年で反り、隙間等が発生してしまうことです。
木質フローリングは、空気中の水分を吸ったり吐いたりすることで、湿度を調整する性質があり、その際に伸縮が起こります。
湿度が高い時や、反対に乾燥している時に大きく変形することがありますから、定期的な換気や加湿器を使用し室内の空気を調整するようにしましょう。
また床暖が使えないことが多いことや、複合フローリングに比べて高価なこともデメリットとしてあげられます。
<メンテナンス方法>
ウレタン塗装のフローリングの場合ワックスがけの必要はありませんが、自然塗装(ワックス・ワニス・オイル塗装)の場合は年に一度、多くても半年に一度程度でワックスがけが必要です。
オイル塗装は浸透して木表面を保護する役割があるため、木本来の触り心地を失うことなく使用することができますが、その反面、ウレタン塗装のように木材全体に塗膜を張ってコーティングしていないため、汚れやすく、撥水性を維持できません。また、自然素材のため、お手入れをしないと経年で木材が乾燥し、表面がガサガサになってしまいます。そのため、品質維持と撥水性のキープを目的として定期的なお手入れが必要になります。
お手入れの方法としては、ワックスやオイルがありますが、おすすめはワックスです!
オイルを頻繁に塗ると、「吹き戻し」という木材が吸収しきれなかったオイルが表面に浮かび上がってきて、白いもやもやとなる現象が発生してしまう可能性があるためです。
フローリングの事例が載っている無料事例集のダウンロードはこちら>>
複合フローリング
複合フローリングは合板を基材としていて、その表面に化粧材を張り合わせたものを指します。さらに複合フローリングには「挽き板」「突き板」「シート」の三種類に分けられます。
種類も多く、メンテナンスもしやすいことから一般的に多く使用されています。
① 挽き板フローリング
基材となる合板の上に、2mm程度の厚みで挽いて切った木材を張り合わせているフローリングのことです。無垢フローリングと違い、基材の上に天然木を張り合わせているため、反りやゆがみが起こりづらいというメリットがあります。また天然木が2mm程度あるため、無垢フローリングとさほど変わらない触り心地が味わえます。
突き板フローリングよりも天然木が分厚いため、突き板フローリングよりは高価な商品となります。
② 突き板フローリング
基材となる合板の上に、0.3mm程度に突いた(スライスした)木材を張り合わせているフローリングのことです。挽き板フローリングよりさらに薄く天然木が使用されているため、その分挽き板フローリングよりも安価に入手することができます。色味の種類も多く、施工のしやすい商品ですので、材料費や施工費を抑えることもできます。
ただ天然木の部分が0.3mmと薄いため、深い傷がついてしまうと、下の合板が見えてしまう可能性がありますから注意が必要です。
③ シートフローリング
基材となる合板の上に、木目調のシートを張り合わせたフローリングのことです。このシートは樹脂や樹脂の一種であるオレフィン、紙などで作られたものです。
本物の木材ではなくシートでできているため、複合フローリングの中では一番お手頃で、メンテナンスのしやすさが魅力です。ただ、経年変化が味わえないことや、シートが剥がれてしまうこと、深い傷がついてしまうとなかなか修復が難しいことがデメリットとしてあげられます。
フローリングの事例が載っている無料事例集のダウンロードはこちら>>
無垢フローリングと複合フローリング
無垢フローリングと複合フローリングをそれぞれ見てきましたが、比べてみるとそれぞれにメリット・デメリットがあります。
天然素材の質感や温かさが感じられるのは無垢フローリングや挽き板フローリングです。高価ですが、長い目で見ると経年変化を楽しめることや、傷ですら味となる魅力があります。
メンテナンスのしやすさで考えると、突き板フローリングやシートフローリングの方が手間はかからないというメリットもあります。
何を重要視するかで使用するフローリングは変わってきますから、ぜひ考えてみてくださいね!
フローリングの事例が載っている無料事例集のダウンロードはこちら>>
フローリングの施工方法
では実際にフローリングを使用した住まいにリノベーションしたいときの施工方法についてです。
施工方法は「増し貼り」と「張り替え」の二種類がありますので、それぞれご説明していきます!
■増し貼り(重ね張り)
増し貼りは既存の床材がフローリングのときにしかできませんが、既存のフローリングの上に重ねて新しいフローリングを貼りつける施工方法です。
既存のフローリングを剥がさずに、上から重ねて貼ることのメリットは、時短&コスト削減です!
既存のフローリングを剥がすことで、解体費用や、解体したフローリングの処分費、さらに新しく床を造作する費用等が発生します。
しかし増し貼りの場合、これらの費用がかからず、使用するフローリングそのものの費用と施工する費用のみですから、施工の時間短縮とコスト削減を実現することができます。
デメリットとしては、既存のフローリングの上から重ねて貼るため、その分床が上がり、天井が低くなってしまいます。12mm程度ですので日常生活に支障はきたしませんが、窓サッシなどに小さな段差が発生してしまう可能性があります。小さな段差にたまってしまいがちなホコリも、普段の掃除で綺麗にすることができますので、さほど気にならない方には問題ありません。
もう一つ懸念される点は、床暖房の効果が薄くなってしまうことです。重ね張りしているため、その分効果が薄く感じてしまうこともあります。
■張り替え
既存のフローリングを解体し、新しく造作した下地にフローリングを施工する方法です。
増し張りよりも工期がかかり、施工費も上がりますが、何よりも納まりが綺麗に仕上がりやすいというメリットがあります!
また選べる商材が多いこともメリットとしてあげられます。
フローリングの事例が載っている無料事例集のダウンロードはこちら>>
まとめ
キュースタジオの建築スタッフ二人におすすめのフローリングを聞いてみたところ「挽き板フローリング」だそうです!
理由としては、高価ですが無垢フローリングよりは費用を抑えつつ、無垢フローリングと複合フローリングの良さをあわせ持った商材だから!だそうです。
フローリングと一口に言っても、多くの種類があることを知ってい頂けましたら嬉しいです。
間取りや平米数によっても費用は変わってきますから、まずはお気軽にご相談くださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!