こんにちは~~広報担当の奥本です!
私はリノベーションに関わるお仕事をさせていただいて、住まいやリノベーションへの興味が増し、魅力を感じるようになったわけなのですが…
初めてのリノベーションとなると費用に関してもわからないことだらけですよね!
いくらでどれくらいできるのだろう?
予算600万円未満でどこまで間取りを変更できるのだろう?などなど。
今回はリノベーションの費用に関するお話をしていきます。
600万円未満の施工事例をご紹介致しますので、少しでも参考にしていただけましたら幸いです。
費用を抑えるリノベーションの工夫
全床面積が広く、かつ全面改修の場合は、だいたい10万円/㎡~はかかります。
ただ、面積だけでなく家の構造や使用する素材によっても値段は変わってきますから、あくまで参考の額となりますが、600万円未満でリノベーションができるのは、この計算で考えると、約60㎡ということになります。
ですが、様々な工夫を施すことによって60㎡以上600万円未満でも満足していただけるリノベーションができるのです!
ではどんな工夫ができるのかご紹介していきます!
□既存のものを活かす
例えば、キッチンだけ今の住まいにあるものを使用して、他をリノベーションするなど、既存のものを活かすことによって費用を削減することもできます。
キッチン、トイレ、洗面などの水廻りは、位置を変更することによって、配管の位置を変える工事が必要となってくるため、どうしても費用が上がってしまいます。
ですから、水廻りの位置を変更しない間取りにするなど、工夫を施すことで予算内に収められる場合があります。
□仲間と楽しくDIY
壁の塗装やフローリングのやすりがけなど、実は自分たちでできてしまうこともあります!
もちろん大変さはありますが、自分の住まいを自分の手で作っているという感覚は、他では味わえない魅力があります。
費用削減だけでなく、住まいへの愛着が増すという面もありますから、チャレンジしてみたい方は、ぜひお声掛けください!
□ディティールにこだわる
スイッチ・コンセントプレートを廊下とリビングだけ、少しこだわってみる。
巾木の高さを通常より低く、もしくは高くするなど、ポイントでこだわることで、メリハリのあるコスト管理が実現できます。
こだわりたいところにはきちんと費用をかけ、それ以外のところでは費用を掛けすぎない工夫を施す。リノベーションする上で譲れないポイントはどこなのか考えてみると、工夫できるところが見つかりやすいかもしれませんね!
□素材を考える
例えば床材でお話すると、無垢フローリングを使用すると、天然100%のため素材そのものの香りや肌触りを楽しめますが、その分高価になってきます。
そこで、見た目はフローリングに似ていますが、メンテナンスがしやすいフロアタイルを使用するなど、使用する素材を吟味することで、実現させたい形で費用が削減できることもあります。
床材だけでなく、素材の種類は多くありますから、ぜひ検討してみてくださいね。
600万円未満のリノベーション施工事例10選!
ここからは600万円未満でリノベーションをした施工事例を10選ご紹介します!
① ペットといっしょに暮らす。夫婦+愛猫のリノベーション暮らし
マンション/59.77㎡/447万円
状態も良くお施主様のお気に入りだった床は、張り替えずに既存のものを活かすことにしました。
さらにキッチンも同じく既存のものを活かし、タイルやカウンターでアレンジを加えることで、新しさと統一感を出しています。
既存のものを上手に活用することで、コストだけでなく、工事期間も抑えることができます!
② デザイン×子育て。クリエイティブな夫婦の本に囲まれたリノベーション住まい
マンション/55.00㎡/436万円
中古マンションをご購入されて、リノベーションされました。
こちらのリノベーション事例もキッチンは既存のものを活かしていますが、キッチン戸棚などのカラーリングを変更することで、住まい全体のバランスを保っています。
既存のものを活かしてコストを削減した分、洗面にモルタル仕上げのシンクを採用したことや、スイッチプレート、照明、家具などディティールにこだわることで納得の住まいとなりました。
③ ヘリンボーンの床に、キッチンは塗装仕上げの木製モールディング
マンション/50.6㎡/500万円台
こちらの住まいは無垢ヘリンボーンの床にこだわりました。
ヘリンボーンは施工の面で言うと、フローリングの1ピースが小さいため(この事例はジャンボヘリンボーン)、貼るのに時間がかかることや、材料費も通常のものより高価なこともあり、自然と費用は上がってまいります。
そこで、お客様自らやすりがけや、塗装を行うことでコストバランスを保ち、愛着ある住まいの完成となりました。
④ 開放感抜群!『素材で遊ぶ』マンションリノベーション
マンション/72.4㎡/500万円台
市松模様の床が印象的なこのおうち。とてもかわいらしいですよね。
ですが実は高価な材料ではないのです!
安価な合板でも、塗装をして一工夫加えるだけで、このようにかっこいい仕上がりになります。
大きく間取りも変更しましたが、素材への工夫を施すことでオリジナリティを表現し、経年変化も楽しめる住まいとなりました。
⑤ アール壁とタイルが上品な“収納&洗面スペース”のあるリノベーション1LDK
マンション/48.60㎡/553万円
こちらのリノベーションはコスト削減を意識したというよりも、500万円台でここまでできる!ということをお伝えしていきたいと思います。
女性らしさがふんだんに詰め込まれた、上品でありながらもナチュラルなリノベーション。
リビングは13.4帖の広々空間が広がります。引き戸で間仕切りを設けたことにより、様々な使い方にも対応できる工夫を施しました。
また生活動線にこだわり、寝室からサニタリー、クローゼットまで最短コースで外出可能な、女性には嬉しい間取りを創出しました。
玄関に入ると一番に目に入ってくるサニタリーには、丸いアール壁と北欧風のモザイクタイルを施し、空間の主役に。
叶えたい理想をしっかりと叶えた、マンションリノベーションです。
⑥ 小上がり×室内窓×壁面収納。特別な家族空間に。
マンション/47.39㎡/290万円
居室はそのままで、リビングを中心に見える部分をリノベーションしました。
4人家族のお客様。収納を増やすことが課題でしたが、小上がりや壁収納を設けることで見事に解決し、機能性と意匠性を両立させた住まいとなりました。
オリジナル造作のものと既存のものをうまく融合させ、ご予算とご希望のバランスがうまく取れたプランです。
⑦ 高円寺×ヴィンテージ。変わり続けるリノベーションDIY住まい
マンション/73.21㎡/198万円
もともとカーペットだった床を、全て無垢フローリングに張替え、自然のぬくもりが感じられる住まいとなりました。
玄関の土間モルタルや無垢フローリングを使用してここまで費用を抑えられたのは、いつでもDIYできる、あえて“未完成”のリノベーションを行ったからです。
DIYがお好きなお施主様は、各所のエイジング加工をご自身で楽しみながら行われました。
住んでからも楽しく創れる「未完成空間」が素敵ですね。
⑧ ヴィンテージ×無機質の甘辛MIXリノベーション暮らし
マンション/66.56㎡/約400万円
間取り変更は行わずに、要所にこだわりを組み込んだ、コスパ◎なリノベーションプラン。
リビングの壁一面に足場板を使用し、ヴィンテージ感を取り入れながらも、ステンレスのフレームキッチンを設けたことで無機質感も同時に味わえる甘辛MIX空間に。
その他にもディティールにこだわり、建具の取っ手のみ変えるなど、既存のものを活かしコストを抑えつつも、水廻りは全てリニューアルを実現させました。
⑨ コンクリート現しの個性派ワンルーム。
賃貸マンション/35.5㎡/300万円台
天井や壁面をあえて作らず、コンクリート現しにしたことで個性的な賃貸リノベーションでありながらも、コストバランスも取れたプランとなっています。
コンクリートの状態は解体してみないことにはわかりませんが、この物件の場合、コンクリートにすごく味があって綺麗だったため、現しでそのまま活かしました。
またコロナ禍で在宅ワークが主流になりつつある現代に合わせ、カウンターを造作し、どんな人でも住みやすい間取りを心がけています。
⑩ コストバランスを考えた無機質な賃貸リノベ
賃貸アパート/23㎡/300万円台
こちらも賃貸リノベーションの事例です。
キッチンと洗面とテーブルが一つになった造作カウンターが中心にある、デザイン性の高い空間へと生まれ変わりました。
限られた空間を上手に活かした間取りで、ゆったりくつろげるリビング・ダイニングを。
収納面も充実のおしゃれな住まいで過ごす時間が楽しみですね。
最後に
いかかでしたか?
予算600万円未満でも様々な工夫を施すことで、理想の住まいを実現させることができるということを少しでもお伝えできていましたら嬉しいです!
大切なのは「こだわりたいポイント」や「譲れないポイント」はなにか明確にさせることです!
もちろんお打ち合わせをしているうちに、どんどん考えが変わってくることもありますが、まずはお客様のお悩みや実現させたい形をお聞きして、お手伝いしていきます。
次回は600万円以上のリノベーション施工事例をご紹介していきたいと思いますので、理想の住まいの参考にしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。