リノベーションがしたい。でも好みのテイストや建材を調べるのも選ぶのもなかなか大変。どのくらいの広さで、どのくらいの費用感でリノベーションできるのかも気になるところですよね。
効率的にデッドスペースをウォークインクローゼットやシューズインクローゼットに変更している事例や、間取りは極力変更せずに予算を設備に有効活用している事例など。広さ、施工価格などの事例データや、今回ポイントになるプランに役立つ間取りを、キュースタジオで行ったリノベーションの事例でたっぷり10選ご紹介します!自分らしいリノベーションをするために是非参考にしてみてください。
無垢材のキッチンとオークの床材が映えるナチュラル空間
この事例での間取りの変更は玄関手前の居室ドアの位置を変更し、大型収納を設置。不要になった収納の箇所を廊下側に変更しワインセラー置場に。またサニタリー側にあった収納を廊下側に移し収納範囲を変更しています。ベースのデザインは明るくナチュラルな空間がご希望だったお施主様。ライトオーク系の床材と建具を選定。お持ちの家具との調和も考え、タイルはすべてくすみカラーを提案させていただきました。ご提案の中で最も時間をかけて選定されたのがWOODONEのキッチン。無垢の木を取り扱っているキッチンメーカーで、シートの質感とは違い木の温かさやぬくもりが感じられます。キッチンの床は無垢素材が際立つように、あえてタイル調の素材を選定しました。
間取り ビフォー
間取り アフター
リビング ビフォー
リビング アフター
築後40年のRC戸建・柱の趣きが活きる「和モダン」リノベーション
この事例の間取り第一のポイントははしごであがるしかなかったロフトにお子様の安全性を考慮し、階段を新たに設置したこと。またキッチン横の居室を2部屋に分割したことです。
デザインは、ロフトは主寝室としてリデザインし、木造天井の梁と調和するように畳を設けました。「和モダン」をテーマに和紙調の壁紙や濃い木目を統一。ロフトの間仕切り戸は、石の扉を開けるようなイメージでデザインしました。ポイントに石目調を用いることで空間がぐっと引き締まります。
間取り ビフォー
間取り アフター
居室 ビフォー
居室 アフター
豊かな色彩感覚を活かした「フレンチシック」リノベーション
この事例の間取りのポイントは各居室にそれぞれ書斎とパウダールームを分けて新設したこと。用途を明確にすることでお部屋全体にストーリー性が生まれました。
デザインではお施主様に最初に頂いたご要望は「フレンチシック」なお部屋。でも可愛すぎる、ラブリーな印象にはしたくないというものでした。床は木目でありながらもあまり黄みがかっている色はお好みはなかったので、なるべく青みの強いグレー系を選定。またモールディングがお好きでしたのでキッチン本体も框柄仕上げ、キッチン前の腰壁もモールディングで塗装、リビングの天井にもモールディングを設置しました。キッチン前壁の塗装色は数十種類のカラーサンプルより選定されたこだわりの1色です。この落ち着いた水色がすべての色を調和させるキーカラーとなりました。
間取り ビフォー
間取り アフター
リビング ビフォー
リビング アフター
壁面ヘリンボーン×ブラックをアクセントに
この事例では間取りの大幅な変更がいくつか。まずエントランスからの導線を一新。玄関からクランクしていた廊下をストレートに。それに伴い水回りの位置をすべて移動させています。無駄な廊下を減らしたことで収納を大幅に増設することが出来ました。また居室とリビングが空間として遮断されないよう寝室とリビングとの壁ドアを設けず、大きめな開口と室内窓で視線を通す事で、ゆるやかに空間を仕切りました。デザインは「リビングの壁面はヘリンボーンに」「キッチンには黒い天板と黒のタイルを」というクリアなイメージをお持ちのお施主様と、どのようにイメージを実現していくかお打ち合わせを重ね、リビングの壁面には無垢材のフローリングとして使われているものを壁に貼ることに。無垢材ならではの木の節目が出ておりとても素敵な仕上がりになりました。
間取り ビフォー
間取り アフター
リビング ビフォー
リビング アフター
シーザーストーン天板が映えるナチュラルモダンな空間づくり
この事例では間取りの変更は、暗い印象を払拭する為に、まず窓を遮っていた造作の大きな収納家具を取り払い、明るく広がりのある空間となるよう設計。壁で覆われていたキッチンも、抜け感を作る為柱を残しできるかぎり壁を撤去。デザインは明るく好きなインテリアに合う空間を創りたいとご相談をいただきました。既成メーカーのキッチンではどうしてもお施主様のイメージとは合わず、石材を天板で活用できる造作キッチンメーカーを選定。筋交いが入り撤去が難しい壁に合わせ天板の形も特注でオーダーしました。
間取り ビフォー
間取り アフター
リビング ビフォー
リビング アフター
ワンランク上のシックモダンな暮らし
この事例では間取りの変更はほとんど実施せずデザインや設備の変更にコストを振り分けました。
もともと賃貸として貸し出していたお部屋にご自身が住まれる為のリノベーション。シックなモノトーン空間をデザインしましたがお持ちの家具と調和するように、ベースの床材は白基調の石目調アジャックスのフロアタイルを採用し壁紙もホワイトに。アクセントとしてダークの木目調の建具やブラックの設備を入れることでスタイリッシュな空間となるようデザインしました。
間取り ビフォー
間取り アフター
リビング ビフォー
リビング アフター
”White × Maple“のシンプルでミニマルな暮らし
この事例での間取りの変更はリビング。3DKの名残があるリビングを広々とした空間に。また居室をワークスペースに用途変更、一部を分割しメインベッドルーム用のウォークインクローゼットを新設しています。デザインは物件購入にあたり少し暗い印象だったお部屋を、明るくシンプルなナチュラルテイストの空間にしたいというご希望。クロスやタイル、建具の扉や取っ手・金物も全てホワイト系で統一。フローリングは光を受けて内から淡い光沢を放つハードメイプルをセレクトしました。「ホワイト」と「メープル」の2色が基調とすることで、広くスッキリしとした印象を目指しました。
間取り ビフォー
間取り アフター
リビング ビフォー
リビング アフター
8.“Monotone×Brass” 均質さの中の遊び心
この事例での間取りのポイントは壁に囲まれていたキッチンスペースを開放的なカウンターキッチンへ変更した点です。またサニタリーの位置を大幅に変更。デッドスペースをなくしたことにより居室にウォークインクローゼット、エントランスにシューズインクローゼットを新設することが出来ました。デザインはモノトーンで均質なデザインと合わせて、ところどころに遊び心をちりばめたいというご希望も。マットなコンクリートのエントランスには、ご自身で用意された"Brass"真鍮のアイテムをワンポイントとして配置。少しづつ変わっていく表情を楽しみながら、長く丁寧に暮らしていきたい。お施主様のそんな想いも伝わるとても素敵な事例となりました。
間取り図 ビフォー
間取り図 アフター
キッチン ビフォー
キッチン アフター
9.造作カウンターが魅せる隠れ家 賃貸リノベ
この事例ではスケルトンから作り直した為、ほぼすべての間取りを変更しました。デザインはエントランスからフラットに続く土間。中心にはキッチンでありダイニングでありワークスペースともなる造作カウンターを設置。土間や壁紙はすべてモノトーンで統一され、マットな木で作られた造作カウンターとステンレスのキッチンとシンク、マットホワイトのレンジフードがインダストリアルな印象をプラス。フィラメントLED電球の優しい明かりによって、マットな空間に様々なストーリーが加えられます。
間取り ビフォー
間取り アフター
キッチン他 ビフォー
キッチン アフター
“アール”が造り出す つながりのある空間
この事例での間取りのポイントはもともとリビングに接続した和室があり、各空間が分離して狭い印象。そこで和室をウォークインクローゼットに変えリビングとつながる角の部分をアールにすることに。アールにしたことで、キッチンとリビングが柔らかくつながり、ひとつの広々とした空間を創ることができました。またキッチンの向きを変更し北側の居室への導線を変更。生み出されたスペースにパントリーを新設することが出来ました。デザインは白を基調としたシンプルなデザイン。清潔感があり飽きの来ないデザインにより空間がより一層広々と感じることが出来ます。
間取り ビフォー
間取り アフター
リビング ビフォー
リビング アフター
以上リノベーション ビフォーアフター10選でした。
築年数や構造もさまざまでしたが、いろいろなテイストにリノベーションされていましたね。自分の好きなデザインに比較的自由に変えることができるのがリノベーションの強みです。具体的な用語がわからなくても「こんな雰囲気に」とか「いくらくらいで」などをおうかがいできれば、ライフスタイルなどからも様々なプランをご提案することも可能です。各事例ページへのリンクも添付してありますので気になる事例がございましたら是非ご覧ください。最後までご覧頂きありがとうございました。