今回の施主様は、初回のお打ち合わせから「リビングの壁面はヘリンボーンに」「キッチンには黒い天板と黒のタイルを」というクリアなイメージをお持ちでした。
ただご予算の中でどう実現すればよいか悩まれていらっしゃいました。
施主様のイメージをどのように具体化していくかお打ち合わせを重ね、リビングの壁面には無垢材のフローリングとして使われているものを壁に貼ることに。
無垢材ならではの木の節目が出ておりとても素敵な仕上がりになりました。
間接照明の明かりをつけるとさらに素敵な空間に。​リビングの一番のポイントとなっています！

また普通の１LDKではつまらないというご希望の中、居室とリビングが空間として遮断されないよう寝室とリビングとの壁ドアを設けず、大きめな開口と室内窓で視線を通す事で、ゆるやかに空間を仕切りました。

サニタリーは全体のトーンをグレーにし、​洗面台をグレーブラックにして空間を統一しました。
​造作洗面台はお掃除面も配慮し、カウンターとボウルが一体になっている継ぎ目が無いものを選定しました。木の暖かさと黒を基調としたキッチン空間、コントラストがはっきりしたリビングスペースを中和するように、マットなグレーでまとまったサニタリーがとても素敵な仕上がりとなりました。

リノベーションをすることで理想のライフスタイルを実現する。
シャープさと柔らかさが共存するデザイン、居室とリビングの空間がつながりシームレスな暮らし。
デザインと日々暮らしていく上での実用性も併せ持たせる。
そんな施主様の「私達らしさ」をカタチにすることができた記憶に強く残るリノベーションとなりました。