リノベーション事例：ラワンの積層合板で造作した、木の香りが愉しめる本棚

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住んで20年、住まいへの不満がたまりはじめ…

工事を検討されたきっかけは、キッチンのビルトイン食洗機が壊れてしまい、海外製の食洗機にしたいと思ったことだそうです。
現状のL型のキッチンでは、海外製の食洗機が設置できないこと、無駄なスペースが多く使いにくいと感じていたこともあり、キッチンもリノベーションしたいとご相談を頂きました。
また、LDKとつながっている和室が不要になったためリビングスペースを広くし、WICを作り、使いやすい収納スペースにしたいなど、今までに積もった小さな不満を解消し、より住みやすくするため、空間作りのお手伝いをさせていただきました。

長年の不満を解消、名作家具が引き立つ個性的な空間に

キッチンはL型から、無駄のないＩ型にし、向きを90度変えることにより、サニタリー⇔キッチン⇔ワークスペース⇔バルコニーと作業動線が集約されとても使いやすい空間となりました。
今回のリノベーション工事の主役であるキッチン背面のタイルには、平田タイルのインダストリアルガラス(IDG-1030GY)を採用し、空間に遊び心をプラスしています。
洗面化粧台は、下台はそのまま残すことで価格を押さえ、その代わり白の釉薬が美しいタイルを貼ることで、ガラっと印象を変えることができました。
また、仕事柄本をたくさん読むというお施主様のご要望で、ラワンの積層合板で造作した本棚を廊下に設置しました。積層の断面が美しく、本棚の前を歩くたびに木の香りを感じられます。
建具はほとんどが既存のものですが、新しく作ったWICには新しい開き戸を設置しました。
既存の建具との色に敢えて合わせず深いグリーンのお色にし、空間のアクセントとなっています。